セミナーの裏を読む
まいど
トレーナーの山崎です
本日はある大手企業主催のセミナーに行ってきました。
スピーカーはスポーツ界でもトップで活躍されている方々で、
コンディショニングというのを軸にお話しされていました。
こう言った短い時間でのセミナーであるとスピーカーの方の伝えたいことというのは薄れてしまうのですが、随所にその方の想いや考え方などが聞けるのは非常に勉強になります。
また最近は、このようなセミナーに参加する際は、主催者企業の戦略や意図を読み解くようにするのも最近考えるようにしています。
今回は大手企業が主催であったので、
その企業の売りたい商品の宣伝がメインだったように思います。
しかも、味噌なのはトレーナーに向けて宣伝していたということ。
本来であれば一般の消費者に向けて宣伝するところですが、
トレーナーに教育をして、紹介してもらったほうが、一般消費者により信頼してもらえますよね。
第三者の意見ってやつですね。
より消費者に近いところに宣伝しておくことは今後健康分野を取り扱う企業にとっては重要になってきます。
そうなった時、トレーナーが企業から重宝されるように準備しておかないといけないですね。
コーチの魅力の一つは引き出しの多さ
まいど
トレーナーの山崎です
本日は朝早くから活動しています。
と言っても普段が遅いだけなのですが、
午前中を有効活用できるというのはかなり有意義です。
今後続けられるように、環境づくりしたいと思います。
さて、最近参加しているムーブメントのトレーニングですが、
毎回講師の引き出しの多さには驚かされます。
目的は同じでも、対象者に合わせてその場その場で最適なエクササイズを処方するのは
コーチとしての魅力ではないでしょうか。
そのためには、多くの経験が必要にあるのは
いうまでもありません。
これをすれば〜というのはなく
実際の現場で起こっていることは変化して行くので、
その変化に対して引き出しの中からアプローチするので
引き出しの多さと、引き出しに手をかける判断能力がセンスと言われるのかなと。
学ぶときはそこを意識してインプットできるようにしなければと改めて思いました。
インプットする力も能力アップして効率図りたいですね。
下肢トリプルエクステンションには大きく2パターン
まいど
トレーナーの山崎です。
下肢のトリプルエクステンションとは、トレーナーの方でbiomechanicsや運動学を学んだことのある人だったら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
下肢の3関節(足部・膝関節・股関節)を伸展させる動作のことを言いますが、
わかりやすくいうと、
スクワット動作で、しゃがんだ状態から上に伸び上がっていく局面が下肢のトリプルエクステンションになります。
(その反対に、しゃがんでいく局面はトリプルフレクションと言います。)
3つの関節が一緒に動いていくわけですが、それぞれの関節で貢献度が違います。
また、人によっても貢献度はバラバラなので、
膝を優位に働かせる人、股関節優位で働かせる人など一概に運動パターンが決まっていません。
しかし、運動パフォーマンスを考えたときに、
効率よく運動できるというのが理想です。
運動パフォーマンスがいいというのは、安全に行え、かつパワーが最大限でたり、目的に合わせたコントロールができるというのが理想です。
そこで考えたいのは関節それぞれには得意不得意があるということ
簡単に説明すると
足関節は接地局面に合わせて関節を安定させるということが必要です。
膝関節に関しては短時間で出力を発揮するということに優れているのではないでしょうか。
股関節は3つの関節の中で一番大きな出力が出せる関節です。
このように考えると、
足関節は出力には不向きなので、
膝関節優位でトリプルエクステンションを行うか、
股関節優位でトリプルエクステンションを行うかでパフォーマンスが変わってきます。
ここだけを見て運動の選択はできないですが、トリプルエクステンションというシステムを分解した時に状況に応じて使い分けることができると、運動スキルの向上につながるのではないでしょうか。
継続的な研修を終えて
まいど
トレーナーの山崎です
ここ2ヶ月継続的に研修を受けていました。
日本でもトップレベルのトレーナーさんから継続的に師事するのは初めてでした。
この2ヶ月間は学びの連続で
トレーナーとしての知識がというより、
より考え方や視野が広がったという感じがします。
決して安くない研修費ですが、
生かすも殺すも自分次第ですね。
というのも、
やはりトレーナーはアウトプットしてなんぼ。
アウトプット出来てOKではなく、アウトプットしてさらに学ぶ。
そのアウトプットの経験がさらに成長を促す。
なので、これまでインプットしたことはあくまでも情報に過ぎず、これからの活動次第で変わるというものです。
人に伝わってはじめて価値に変わるので
学んだから終わりではなく、これからがスタートラインだと感じます。
継続の法則は成功の積み重ね
まいど
トレーナーの山崎です
本日はお客さんから金言をいただきました。
要約しますが、お客さん曰く
どんなにいいハード面だったとしても通ってる方としては飽きる
小さくてもいいから成功体験がある方が続けやすい
これはフィットネスに対しておっしゃったものですが、
他のものに関しても同じだと感じます。
日々成長を感じられるものであれば続けやすいですし、
同じことの繰り返しは飽きられる。
では成長とは何か
成長を感じられるということは何かにチャレンジしているということ。
課題や目標に向かって取り込んでいるという姿勢はチャレンジなので
トレーナーとしてはそのタスクを与えられる存在でないといけないですよね。
改めて考えると当たり前のことかもしれませんが、
ことを抽象的に置き換えて見ると、その本質を捉えられていないものは多いと思います。
気づかせてもらったことに感謝
他人が指導しているのはなかなか見る機会ないよな=結果孤立する
まいど
トレーナーの山崎です
更新がまちまちになってしまっています。
少しでも気づいたことはアウトプットしなければいけないなと感じます。
反省。
タイミングが合えば見ている番組があるのですが、
NHKで放送されている「奇跡のレッスン」
どのような番組かというと、
中学校で行われている部活動に海外から優秀な指導者を呼んで、
一週間指導してもらうというドキュメント番組です。
単純に生徒が短期間で成長するというのも見所なのですが、
指導者が日本人でないというのがかなり法度させられるポイントでもあります。
最近放映されていたものだと、
中学校のハンドボールチームなのですが、どこにでもあるような先生が熱心で生徒が真面目に一生懸命指示を遂行する、日本のどこでも見ることのできるようなチームにデンマークから指導者が来る内容でした。
よく言えば訓練された生徒、悪く言えば指示がないと動けない生徒
自分でも心当たりのあるような光景でした。
顕著に現れたのは、形の決まっていない練習
例えばミニゲーム形式の練習など判断を連続でしないといけないような練習になったときに、動きが止まったりうまくプレーできないというもの。
ここまでわかりやすくプレーできなくなってしまうのは見ていてもびっくりでした。
原因は何かというと、熱心な先生
熱心に指導するあまり、生徒に答えを用意してしまっていたんだと思います。
情熱を持って生徒に関わっているのは素晴らしいことですが、”教えすぎる”ということは時に、受け手の思考を停止させます。
若い子たちにはそれが、”正しい”と認知し、考えることをしなくなる結果、判断に必要なエラーもわからなくなってしまします。
これは部活指導に限ったことではなく日本の教育の根幹の問題だと思います。
前回の放送では、実際にデンマークの指導者が授業を見学し、
その授業を行なっている先生に、
なぜこの授業をやっているか生徒は理解していますかという質問に対し
中学校の先生は狼狽えていました。
先生から一方通行であれば教育は成り立ちません。
これは教育ではなく訓練と呼ぶべきでしょう。
公立の中学校で普通に行われていることです。
もちろんテレビなので、その部分が強調されているとは思いますが
番組を見ていて、指導や教育に携わる端くれとして
危機感を覚えるのは私だけでしょうか。
指導者には是非見て欲しい番組です。
追記:
自分の見たのはだいぶ前の再放送のようです。。。
もっとアンテナ張っとかないと。
パフォーマンスアップのためにストレングスも大事。けどその前に
まいど
トレーナーの山崎です
よくスポーツの現場ではストレングストレーニングをすると体のキレがなくなるとか言われたりします。
そういった主張者の意見としては筋肉がついて重くなるから、といった理屈なようですが、
このような意見が出てくるということは、全く筋トレをやっていないか、筋トレをやったけどパフォーマンスにつながらなかった人達ではないでしょうか。
私もどちらかというと筋トレの効果って直接的な競技パフォーマンスに繋がらないと感じていました。
しかし、これは目的となるパフォーマンスの動きが定義がなされていなかった為です。
スポーツ競技において正しい動きとなると難しいのですが、
競技スキルの手前にある基礎スキル、例えば走る、加速、減速、方向転換といった動きは競技スキルを構成する基礎になる部分です。
この部分は動きを細分化していくととてもシンプルな動きになってきます。
このシンプルな動きの質が高いと、動きが効率的になったり、パワーの発揮がしやすくなったり、最も安全に動きを行うことに繋がります。
つまり、ベースとなる動きが正しく、効率良く健全に行われていないと、どんなにストレングストレーニングを正しくやったところでパフォーマンスには繋がらないのではないでしょうか。
ただ、このような動きの質をトレーニングするだけではパフォーマンス発揮は不十分なので、補助的にストレングストレーニングを入れることにより互いのいいところを引き出すように思います。
逆に、正しい動きができていたとしても、ストレングスをやっていなかったり正しく行えていなかったりするとこれもパフォーマンスが頭打ちになってしまいます。
狙いとしては
動きの質をトレーニングすることによって、本来使用されるべき筋肉に刺激を入れる(神経系の改善)
ストレングストレーニングを実施することによって、対象の筋の強化(筋出力発揮能力の改善)
なので、ストレングストレーニングと動きの質を改善するトレーニングを並行に実施することでパフォーマンス改善の為のトレーニングになります。
そもそも、この考えにたどり着いたのは正しい動きを自身でトレーニングしてこそ。
正しい動きを知り、今までの自身の常識が覆されることは点と点が繋がる瞬間でもあります。
それは気づきがあり、新しい発見があるので指導者自身もパフォーマンスを上げる為の努力を広い視野を持って続けなければいけないなと強く思います。