leeuw14’s diary

思考は現実

トレーナーの英語力を向上するツール

まいど

トレーナーの山崎です

 

 

ここ数年でSNSの発展に伴い、いろいろな情報発信をする人が増えました。

そのおかげで、無料で手に入る有益な情報もたくさんあります。

 

トレーナーに関してでいうと、少々の調べものであればGoogle先生が教えてくれます。

また、新しい知見やトレンドなどはSNSをチェックしていれば、上澄み程度に情報をキャッチできます。

そこからまた深掘りをしていってと繰り返すだけでもかなりインプットできます。

 

しかし、気をつけないといけないのは、

その情報の信憑生をチェックする能力がトレーナーにあるかどうかでは重要だと思います。

でないと情報洪水の中で、井の中の蛙となるか溺れてしまうかどちらかになってしまいます。

そうならないために複数の情報源から情報を集めることや自分の報酬となる情報だけにならないように、雑食になることが大事だと思います。

プロテインが大事だからといってそればっかり摂取し健康を害するようなものです。

 

それはさておき、情報を集めている時にはより広い範囲から情報を集められるとベストです。

日本国内だけではなく世界に広げると情報はごまんとありますし、ソースは多い方がいいです。

しかし私は生まれも育ちも日本なので、英語を読むのが苦手です。

レーニング業界はどうかというと、日本のトレーニング分野は英語圏(特にアメリカ)の影響を強く受けています。

だからと言って日本の情報は二番煎じかというとそうでもなく、

日本のトレーニング研究の素晴らしものもたくさんあります。

 

しかし、なぜか英語圏から入ってきたものは、日本人の謙虚の姿勢なのか、劣等感からなのか、崇められているものが多いように感じます。

背景に、アメリカ人は仕組み化してビジネスにするのがうまいと言われていますが、

そう言った情報もビジネス的魔法で魅力があるように見えるだけではないのかと思うのです。

全く劣っているとも思いませんが、そこをフラットに判断しようと思うとやはり生の情報に触れることが大事だと思います。

生の情報とは、英語圏やヨーロッパ圏の情報が日本語に翻訳される前の情報です。

 

つまり、英語読めるようになって生に近い情報で判断できれば、インプットの質も上がると思うのです。

 

あとは情報がそちらの方が早いということです。

 

日本語訳を待っていれば、1年くらいブランクが生まれます。

その差でビジネスをやっている人もいるわけですので、情報はやはり川上で捉えたほうがいいわけです。

 

で、かなり前置きが長くなってしましましたが、

今回英語を勉強するのになかなかいい方法を見つけたのでシェアしときたいと思います。

 

トレーナーにとって言語が英語というのは、

普段使用している言葉がカタカナ語だったりするので、文章などだと大体こんなこと言ってんねやろなということがわかるので、イメージ掴みやすいのですが、

かとリスニングになると聞き慣れていないとさっぱり何を言っているかわかりません。

 

しかし、映像などに英語字幕などが付いていると格段と言っていることが耳と目から情報が入ってくるのでイメージがつきやすくなります。

英語を聞き取れるようになるため今回発見したのが、YouTubeの文字お越し機能です。

これはおそらく話している言葉をAIが認識し、文字に起こしてくれているのではないでしょうか。

 

これを日本語で使うと音だけで表現されるので、文字だけを見て意味を理解するのにはなかなかしんどいものはありますが、

英語だと綺麗に文字起こしがされているようで、

聞き取れなかった文などを追っかけることができるので、リスニング能力を向上させるためには最適です。

 

 

youtubeの評価するところ

この一番右の…をクリックしたところに出てきます。

こちら↓

文字起こしのボタン

 

また、意味のわからない単語は、macの単語長押し辞書表示機能で意味もすぐ調べられるので理解することを助けてくれます。

また、文字起こしされたものを見ると、あまり知らない単語は出てこないというのも改めて理解できました。

 

これは今後、トレーナーにとって必要スキルになってくる英語能力の獲得に一躍買ってくれるんじゃないでしょうか。

 

運動学習

まいど

トレーナーの山崎です。

 

 

身体を深く勉強していくと、人の発達にたどり着きました。

発達とは、ヒトが受精してから誕生し幼児期を経て成長していく中で様々な能力を身につけていく過程を言います。

 

今までの認識では、生まれてからのこと認識していましたが、

どうやら受精してから母親の胎内にいる時から発達が始まっています。

生物学的に考えれば当たり前なのですが、

運動学でいうとどうしても生まれてからがフューチャーされやすいですが、

運動能力の何かしらの問題が発達過程にあるとすると、

それは母親の胎内から始まっているということです。

 

私も母親がお腹の中にいる頃によくリチャードクレーダーマンを聞かせていたそうです。

 

リチャード・クレイダーマン ベスト 2枚組 WCD-625

リチャード・クレイダーマン ベスト 2枚組 WCD-625

 

 

その割にピアノは上達しませんでした。笑

しかし、音楽を聴くことはめちゃくちゃ好きです。

 

 

この胎児からの環境や生まれてからの環境など運動機能が発達し成熟していく過程をしっかり踏めていることが大事なのです。

そして発達は自然に起こるようにできているということも重要です。

 

生まれて間もない赤ちゃんは自分の意志ではなく、元々備わっている反射を使います。

反射は自分の身を守るために備わった機能です。これを原始反射と言います。

 

原始反射は無意識に起こりますが、赤ちゃんの発育が進んでくると自然に消滅します。

それは今まで反射的に起こしていた運動が、意識的に起こせるようになってくると反射は消失します。

この反射がなくなることを統合と言います。

 

今まで無意識に行っていてものが、繰り返すことで意識に登り意識的に使えるようになった。なので反射がいらなくなり統合される。

なので、人間はあらかじめ用意されたプログラム(反射)を使い切ることで、意識に上るようになります。

意識に登ればコントロールすることができてくるので上達していきます。

 

しかし、この反射が統合されずに残るとどうなるか、

所謂、発達障害です。

ただ、学術的に発達障害というわけではなく、程度の差はあれ、何かしらの生きづらい原因になっている可能性があります。

 

本来であれば原始反射が統合されるように、原始反射を使い切る経験をしなければならないのに、原始反射が多少なりと残っていることで運動のやりずらさ、身体や性格のくせにつながっていることがあるかもしれません。

 

では解決にはどのようにすればいいのか。

それは原始反射が統合されるように、原始反射を繰り返し行うということです。

 

反射は自分ではコントロールできません。

しかし、意識に登りだすと、徐々にコントロールできてきます。

完全にコントロールができると原始反射は統合されます。

 

なので人間の運動学習は無意識な行動を繰り返しおこなっているうちに意識に登り

コントロールできるようになっていくのが本来です。

 

しかし大人の運動学習の場合は意識することからから先に入ります。

これは育成年代に運動指導するときにかなり気をつけなければならないことで、

大人の感覚で、教えるときに意識をさせて行わせることはかなり危険だと思います。

 

子供は無意識から入ります。

ネイマールは足首を動かすときにアマチュアやプロ2部レベルの選手と比べほとんど意識(脳)を使っていないようです。

ネイマールは外れ値だとしても、ブラジル人のテクニックがうまいのは遊ぶようにボールコントロールする=無意識で行うところにあるのだと思います。

 

なので、原始反射じゃないにしても運動学習、特に上達を目指すのであれば意識のアウトプット形式で運動を行うのではなく、反射的に引き出された動きが意識に上るようにトレーニングしていくことが大事なのではないでしょうか。

 

しかし、反射的に動きを引き出すのは難しいですし、同じような環境では大脳新皮質を使い予測をしてしまい良い反射は生まれない気がします。

 

サーフィンのような環境は最高だと思います。

なぜなら、二度と同じ波は来ないからです。

ということは毎回初めての感覚です。

似た波は来るかもしれませんが、波に乗りコントロールするのは反射であり、その反射を探求することが運動学習だと思います。

 

 

どのような競技も基礎のようなスキル練習がありますが、

そのような練習が悪いとも思いませんが、ガチガチに固めてしまうのは本末転倒だと思います。

リアクションを基本に行うことは大前提ですね。

 

 

無意識を繰り返し、意識してできるようになれば、また無意識に

理想は目的を持って真剣に遊びつくすことだと思います。

 

無意識に気づくことは確か禅の基本だったような。

思考の螺旋階段がまた深くなりそうです。

報連相という首輪

まいど

トレーナーの山崎です。

 

報連相とはよく企業で聞かれる従業員として徹底されるべきものです。

組織として動く上では大事な概念ですが、

事前に報告することで重大なミスを防いだり、ボトムアップの意見などを反映させるなどとメリットは大きく、組織強化には欠かせません。

しかし、これはトップが部下を管理しやすくするための仕組みでもあります。

例えば、報連相をしたとしてもトップダウン型の組織ではリスク管理として機能するだけで本来の意味をなしません。

 

組織がトップダウン型なのに報連相を強化すると、組織従属型の人間が強化されてしまい、立派な会社のコマが形成されます。

 

どちらが悪いというわけではないのですが、組織に縛られて生きるというのは、時代背景的にどうなんでしょうか。

 

社会人3年目くらいであればそのようなスキルは身につけるべきだと思います。

しかし、個性や働き方改革と言われる昨今、いつまでも会社に縛られないよう個人スキルを磨かなければとつくづく思います。

 

 

 

 

 

運動形成の五位相を復習して思った事

まいど

トレーナーの山崎です。

 

 

先日お勉強したことを復習です。

運動学といえばマイネル

日本の運動学といえば金子明友さんが有名。

大学の運動学の授業でも習ったんだと思いますが、

記憶の片隅に追いやられていたので引っ張り出します。

 

運動形成の五位相はピンとこなかったのですが、

内容を見ていくと、「あ〜、あのことね」と思い出せたので学生時代に習った事が活きてました。

 

運動形成の五位相とは

原志向位相

探索位相

偶発位相

図式化位相

自在位相

の5つになります。

 

それぞれ見ていくと

原志向位相は運動や技を習得する際にその動きや技にマイナスイメージを持っていない状態です。やってみたいワクワクな感じでしょう。

 

探索位相はどのようにその動きや技ができるようになるか試行錯誤する段階です。まずはトライしている状態ですね。

 

偶発位相は試行錯誤するうちに偶然に技ができた段階です。

 

図式化位相は偶然できた技をいつでもできるようにするためになんども繰り返し練習をしている段階です。トライアンドエラーを繰り返し経験と整理ができてくる段階です。

 

自在位相はいつでも完成された状態で技ができる段階です。

 

さらにこの位相の中にどのような能力が必要かというもっと細かいステップがあり、我々指導者はその段階に応じ適時アドバイスを行なっていることになります。

 

しかし、多くは自身の運動経験を元に指導している事が多いのではないでしょうか。

実際にこのように位相を深く考えなくてもどのようにすれば上手くなるかは自身の経験があれば指導できてしまうと思います。

 

ただ、運動指導者としては教えることのプロフェッショナルであり誰でもできるように導いてあげないといけないので、ベースとして運動がどのように習得されていくかは知っておかないといけないところだと思います。

 

なので、技や運動のゴールが不明瞭な指導というのは非生産的な指導である事がわかります。

例えば、スクワットの形を指導する際のゴール設定が、指導者が正しいと思うフォームである場合、運動学習から考えると運動者の自己の感覚が伴っていない事が多く運動が学習されたことにはならないのではないだろうか。

つまり、運動の実施者が指導を受ける際には自己の感覚で”腑に落ちる”事ができて運動が習得されたと言えるのではないだろうか。

 

いくらフォームばかりを練習しても上手くならないのは目的がフォームになっており、そのフォームで良しとする指導者も悪者ではないでしょうか。

自身の経験の乏しい指導者に多いのではないでしょうか。

なので、指導者自身も運動経験を積んでいく事が大事です。

 

 

 

マイネル・スポーツ運動学

マイネル・スポーツ運動学

 

 

 

スポーツ運動学―身体知の分析論

スポーツ運動学―身体知の分析論

  • 作者:金子 明友
  • 出版社/メーカー: 明和出版
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

 

 

 

運動学、備忘録

まいど

トレーナーの山崎です

 

 

本日は飛び込みで運動学の勉強会に参加してきました。

内容は、教えすぎることはいいことかというテーマで始まり、指導者は何を教えるのかというところに学問的に踏み込んでいく内容でした。

 

今回負に落ちた点としては、

指導する際に自己観察と他者観察があり、

自己観察は自分の動感を見抜く観察であり、他者観察は自分の動感を見抜く観察です。

 

動感とは読んで字のごとく、動いている感じ。

指導を行う際には他者観察の前提に自己観察があります。

自己の動きを通して感じを掴み、その感覚と他者の動きの感じをすり合わせていく作業が指導になります。

 

このように普段何気なく行なっていることでも、言葉にしていくことは自分の理解度を整理するためには必要な作業です。

熱量

まいど

トレーナーの山崎です。

 

昨年はトレーナーとしてのスキルアップのために色々と講習を受けていました。

そして、今日ひと段落しました。

 

一つはムーブメントスキルに関して、そしてもう一つはサッカーのコーチングに関してです。

技術指導を行うためには技術だけを知っていてもダメだし、コーチングのスキルだけでも技術を知らなければ教えられないということを実感しました。

スキルを教えられる人は自分の感覚で伝えられるかもしれませんが、

果たして、それで十分伝わるのかというのはマンツーマンの指導では伝わるかもしれないですが集団指導になるとコーチングのスキルがかなり問われます。

 

また、教えれることと伝わることは違うとよく言いますが、

伝わることを意識していても実際に伝わっているかどうかはその選手の動きが改善されたかどうかによって評価されるので、変わっていなければ伝わっていないということになります。

ことばあそびになってしまいますが、ティーチングよりもコーチング出来るようになることが指導者として大事だなと改めて気づかされました。

 

また、指導者に情熱があるかどうかは受け手にすぐ伝わることも気づきました。

熱量を伴った指導はコーチングする上で絶対に必要で、

小手先のテクニックの指導だけでは集団を動かすことはできないと感じました。

 

これら踏まえて、私の理想とする指導者像が形になりつつあります。

理想かもしれませんが、実践でき・伝える技術に長け・熱い、この3つは外せないです。

 

あとはここに肉漬けですね。

実践あるのみ。

 

会社員トレーナーのジレンマ

まいど

トレーナーの山崎です。

 

私はフリーランスのトレーナーではなく、会社に雇用されているトレーナーです。

フリーランスと何が大きく違うかというと、簡単に言うと毎月のお給料が保証されているということです。

 

組織に所属しているので、自分のクライアントを見ていればいいと言うわけではなく、組織の運営や組織作りということも行わなければなりません。

 

 

フリーランスと会社に所属して活動するのとどちらがいいかということは、この場では置いておきますが、

組織に所属するが故のジレンマも存在します。

 

組織の仕事として、後輩の育成というものがあります。

新人でも会社に雇用されているのでお客さんへの指導実績が少なくてもお給料が支払われます。

これは人材育成のための投資みたいなものですが、

こちらとしては人材を育成しているのでケツを叩いてでも成長してもらわないと困ります。

しかし、厳しくしすぎてしまうと雇用者なのですぐ辞めてしまいます。

やる気を促すということを行わないといけないことは承知しているのですが、

成長のためにどの程度まで長い目で見てあげればいいのか、

 

トレーナーは、替えがすぐ見つかるかと言うと育成に時間がかかります。

また組織人として活動を行ってもらうために、社会性も身につけてもらわないといけません。

 

組織のレベルを維持するためにそこに満たない者は去ってもらうのがいいかもしれませんが、すぐに替えが見つかり即戦力となるかはわかりません。

 

投資界でいう、損切りができない状態でしょうか。

 

投資のルールで行くとさっさと見切りをつけた方がいいのかもしれませんが、

人を扱う・育成する会社としてどこまで歩み寄ってあげるべきなのか、、

ジレンマです。

 

トレーナー業界が成長するためには俄かの存在も必要だと思います。

しかし、個人的には指導者と呼ぶべき人材に俄かはいらないと思います。

 

 

 

PS.

他人を教育する事の難しさは十二分に分かっているのですが、

ヒューマンパワーだけでは難しく、改めて大枠の教育システムは大事だと思いました。