技術が先か、人間が先か -サービス提供について思うこと-
まいど。
トレーナーの山崎です。
パーソナルトレーナーはクライアントの要望に対して、
現状を評価し、問題点を指摘し改善のアドバイスを行い、目標に導いていく仕事です。
もちろん、知識や技術は必要になってくる高度専門職だとは思います。
しかし同時に、お金をいただく以上サービスでもあります。
フィットネスでよく目にするのは、経験の浅いトレーナーでもお客さんがしっかりついているトレーナーや、知識技術はあるのにあまりお客さんのついていないトレーナー
これはお客さんが”人間”を選んでいるのかなと思うことが多々あります。
これは価値観にもよるのかもしれませんが、
家電量販店に行って、一生懸命説明してくれたり、親身になって考えてくれる販売スタッフさんは自分より若く見えてもこの人から買ってみようかなと思いますよね。
もちろん、ほころびが出てしまうとNGですが、こちらは販売員さんの知識量の差などそこまで気にしないものだと思います。
トレーナーにとっても、一定の知識や技術はもちろん必要ですが、それ以上にサービス提供する人間性って大事だと思うんですよね。
サービス提供者として伸び代があるのも後者の方だと思うのです。
もちろん知識、技術の向上することに責任を持たなければなりません。
しかし、トレーナー業界というのは結果が求められるスポーツの印象を受けるので
トレーナー=サービス業という概念があるようでないのではないでしょうか。
トレーナーのスポーツ業界での仕事では結果(これもプロの世界に限ったこと、大概は教育的な方が大きいのではないでしょうか)が出ればいいのでしょうが、それをフィットネスに当てはめて考えるのはナンセンスではないでしょうか。
やはり、フィットネス業界とスポーツ業界は似て非なる業界で求められるものも違うはず。
大学時代のサッカー部の先生が言っていた『指導者である前に教育者であれ』という意味が少しずつわかりだした気がする。