leeuw14’s diary

思考は現実

宮市亮選手の前十字靭帯断裂に思うこと

まいど

トレーナーの山崎です

 

 

http://a.msn.com/02/ja-jp/BBDqfFE?ocid=se

2015年に移籍後、シーズンの前に左の前十字靭帯を断裂している宮市選手

昨年のシーズンは復帰後デビュー戦を飾り17試合に出場

それでも怪我に悩まされていたようです。

 

そして今回の右膝前十字靭帯断裂

 

前十字靭帯断裂は選手の競技生命を脅かすような大きな怪我です。

左膝をやった後に今度は右膝

片方だけでも相当な精神的ダメージだと思うのですが、両膝となるとそのダメージは計り知れないと思います。

 

しかし、この怪我ですが前十字靭帯断裂をやっている人からすれば、

両方の膝を断裂することはあるあるなのです。

 

よく、前十字靭帯の断裂は非接触型だとニーイントウアウトが原因だと言われたりもしますが、

直接的な受傷メカニズムとしては脛骨が前方に引き出されることが主な原因です。

そして、この脛骨が引き出されやすい人は前十字靭帯断裂のリスクが高くなるのではないかと言われています。

この引き出されやすさは、脛骨と大腿骨の接地する面の脛骨側が坂になっていると物理的に前方に引き出されやすくなってしまうのではないかというのが論文でも出ています。

つまりこれは、人によって個人差が出てくると思うので、先天的に前十字靭帯を損傷しやすい人は、両膝の受傷リスクが高くなるのではないでしょうか?

 

今回の宮市選手がどのような状況で断裂に至ったかは不明なのですが、

前十字靭帯断裂は復帰にも半年以上かかってしまい、手術をしてもパフォーマンスが80%ほどしか戻らないと言われています。

大学の時もラグビー部の同じ学年の有望な選手が前十字靭帯損傷を2度やっています。

 

もしも、先天的に損傷しやすいと分かっていれば、予防のためのトレーニングなど対策はできるのではないでしょうか?

宮市選手がどのようなリハビリやトレーニングを行なっていたかは全くわからないのでなんとも言えませんが、

前十字靭帯断裂リスクがわかるようなメディカルチェックや予防のためのトレーニングがスタンダードになればいいなと感じます。

 

少しでも選手の命取りになるような怪我が減ってくればいいなと感じます。