不眠症が改善(しつつある)事例
まいど
トレーナーの山崎です。
僕が見ているクライアントさんで、最近大きな変化がありましたので、簡単ですがシェアしたいと思います。
60代の女性の方で、がんの術後で治療が続いている方です。
いろいろな体の不定愁訴は出ているのはあるのですが、
パーソナルトレーニングを受けていただいてここ最近の大きな変化は、
以前は2年ほど不眠で睡眠導入剤を処方されていたが
パーソナルトレーニングを受けて最近は飲まなくても寝れるようになったというものです。
僕が介入しだして2ヶ月弱で変化が出だしたのでよかったなと感じています。
結論から言うと呼吸へのアプローチと皮膚感覚へのアプローチを行いました。
トレーナーができるのは治療というより、まずは機能を正常に戻してあげることだと思うのです。
皮膚感覚へのアプローチは、病院で受けている治療の副作用で四肢感覚異常(しびれたり、関節が痛かったり)が出るみたいなのですが、個人差があるそう。
話を聞いている感じ、普段皮膚からの刺激があんまり入っていないようなので感覚入力が正常に働くように、または感覚受容器の活性化にいいんじゃないかと思い触覚に刺激を入れてもらっています。
具体的には裸足で歩いたり手でいろんなもの触ったり。
(不眠症に改善に役に立ったかは不明)
また呼吸に関しては、うまく吐くことができなかったので呼吸のトレーニングを日々実践してもらい、開いていた肋骨を閉じれ流ようにしてもらいました。
また同時に、腹圧がかかり、腸に刺激が入るように意識してもらいました。(腸に刺激が入るとセロトニンが分泌され睡眠が促されます)
じゃ、腸のマッサージをすればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、
呼吸は一日2万回していると言われているので、呼吸が腸を刺激するトリガーになった方が人間本来の機能として価値が高いと思うのです。(本来できているものができていないので問題になっているのですが、、、)
パーソナルトレーニングではこれらを実施しやすいようにコンディショニングやエクササイズを行っています。
ごく一部を紹介しただけなのですが、
これらのアプローチは一つの方法で必ずしも最適解ではないようにも思います。しかし、改善されたのは事実。要因は他にもあるかもしれませんが、立証できないので。
しかし、身体本来の機能を取り戻すことは身体にポジティブに働くことは事実だと改めて感じました。
追記:
現場目線で見るとこのようなアプローチにはエビデンスベースで提供するのがベターだと思いますが、現場ではなかなか難しいよなと思いました。