leeuw14’s diary

思考は現実

デッドリフトとスクワットのあいだ

まいど

トレーナーの山崎です

 

 

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

ではないですが、世の中明確に境目がわかるものは少ないと思います。

 

下肢のトレーニングの代表格と言えばデッドリフトやスクワットになります。

素人目に見ればどちらの動作もしゃがんでおり、何が違うかと言われればわからないと思います。

 

トレーニングでも、デッドリフトとスクワットの境目を見つけることは難しいのではないでしょうか。

よく、スクワットはプッシュ系(膝の伸展)デッドリフトはヒンジ(股関節の屈曲)と言われることが多いのですが、

スクワットでも股関節の屈曲はキューイングの際指摘されるところではないでしょうか。

スクワットやデッドリフトのテクニカル的な話をするときりがないので、置いておいますが、

 

何が言いたいかというと、

今まで下肢のトレーニングパターンとしては膝屈曲優位か股関節屈曲優位かで分けられていましたが、もっと深く動作を見たときに

スクワットの時の股関節屈曲では股関節軽度外旋が入り、

デッドリフト時の股関節屈曲では股関節軽度内旋が入る

ということを知識のアプデートとして入れておきたいと思います。

 

 

このことから言えるのは、大臀筋を最大限使おうと思った時には、股関節屈曲は内旋位が大臀筋上部繊維の最大伸長ポジションになるので、この位置から出力できれば、大臀筋を使うことができます。(しかしここで大臀筋が発火しない人も多いのが現状ではないでしょうか)

 

深く沈んだ時(切り返しなどを行なった場合)などは膝の伸展力で出力するか股関節の伸展力で出力するかのどちらかではなく、どちらかが優位に働きます。

この時の股関節内外旋の組み合わせがマッチしていないとパフォーマンス効率が下がってしまい所謂けがにつながりやすくなります。

 

つまり、膝伸展出力メインのときは軽度外旋、股関節出力メインのときは軽度内旋

このルールを守れば怪我はしなくなるんじゃないでしょうか?

 

なので、あながち、膝が中に入っていると言われるような姿勢でも出力方法(膝か股関節のどちらが優位に出力しているか)によっては安全な可能性があります。

 

もちろん外旋や内旋を意識しても、出力がともわなければならないので一筋縄ではいかないですが指導の際に着目したいところです。

 

ここまでは経験や聞いた話による個人の見解なので、今後論文などの文献を参照しながら確認していきたと思います。

 

なので、スクワットもデッドリフトもどちらも明確に動作を分けれていることが大事で、使い分けがその先のパフォーマンスに大きく影響してくると思います。