良い悪いではないく
まいど
トレーナーの山崎です。
こんな記事を見つけたのでコメントを
野球選手にとって走りこみが必要か必要でないかは以前から議論されていることです。
結論からすると、どっちでも良いと思います。
ただ、やってもやらなくても変わらないという意味ではなく
問題点が走り込みなのであればすれば良いし、
そうじゃなければ躍起になってやる必要はないと思います。
記事の中で張本氏は”経験則で”と語られていますが、
経験則も裏付けがあれば必要でないでしょうか。
また、この記者はピッチングに直結するような動きを取り入れるべきみたいなことを書いていますが、
それも少し論点外れているかなと思います。
マラソンランナーを引き合いに出してきていますが、こちらは論外です。
比較対象になりません。
ピッチングが上手くなるならピッチングを行うしかないのです。
しかし、上手くなる(怪我の予防も含む)ためには様々なエラーを経験しないといけません。
トライ、エラー、フィードバックを繰り返して上達するのだが、
良いフィードバックを行うためには様々な引き出しが必要になってきます。
その時に似通ったエクササイズを引き出し感覚の統合を行うわけです。
なので、このエクササイズをすれば上達するというものは存在せず、きっかけを与えるに過ぎないのではないでしょうか。
そして、この筆者は間違った”努力のかたち”を、スポーツ科学を引き合いに出し一元論的に批判しているが、スポーツはもっと複雑であり、
そのように主張すること自体、この記事を見た少年たちは
ウエイトトレーニングすれば良いんだになってしまう。
事実と主張がごっちゃになってしまうと、受け手側のスキルが試されますね。
自戒の念を込めて。