leeuw14’s diary

思考は現実

副交感神経と涙

まいど

トレーナーの山崎です

 

本日はパーソナルトレーニングあるあるを

 

パーソナルトレーニングを受けられる方の目的などはバラバラなのですが、

こちらが提案することの一つに、

まずは健康的な体を手に入れていただくというのがあります。

健康的というと広義になってしまいますが、

私が意図しているところとしては、

人間が本来持っている力を正常に戻す、引き出すということを提案しています。

 

これは本来人間はじめ動物は病気などを自分で治す力が備わっています。

しかし、これを他力本願といいますか、薬や外部の力に頼ってしまうと、

本来持っている自然治癒力などは発揮されません。

人間としての生命力が弱くなっている状態です。

 

その状態の一つに、

交感神経が優位に働いている状態があります。

交感神経はストレスなどを受けると優位に働きます。

言い換えると、ストレスに対処するために交感神経を優位にし体を防御していると言ってもいいかもしれません。

 

しかし、この交感神経が優位に働いた状態が続くと副交感神経が働きにくくなってしまいます。

副交感神経は体をリラックスさせたり、体回復を促す働きがあります。

この交感神経と副交感神経が交互に入れ替わることで人間が活発に行動できたり、休んだ時には回復・成長できたりと生命活動が行われます。

 

交感神経が優位に働いた状態は言い換えると神経を張り詰めた状態だと言えます。

一見、活動的に見えますが、格闘技ゲームでいうHPが刻々と削られていってしまっている状態です。

本来であれば休むべきタイミングで副交感神経が優位になって回復し、HPが満タン状態というのが理想的ですが、

交感神経が優位に働いている人は副交感神経が優位にならずにHPの回復が起きないと言えます。

 

この状態に陥るとHPは徐々にすり減り、最終的には瀕死状態になります。

現実世界の人間でいうと病気などが表面化した状態でしょうか。

 

なので、交感神経が優位に働いている人は交感神経を緩めるということをしないといけません。

具体的な方法はここでは書きませんが、副交感神経を優位にするために、緊張を取るということをします。

実際に緊張を取ってあげると副交感神経が優位になり、

副交感神経が優位な時の症状が現れます。

特にわかりやすく出るのが涙です。

 

涙は副交感神経が優位な時に出ます。

(急激なストレスでは副交感神経反射が起こりますので、涙が出る)

 

なので、パーソナルトレーニングに交感神経がバリバリ優位な状態な人が来た時、

まずコンディショニングで副交感神経を優位に(というか正常に働くように)するのですが、敏感な人はここで涙が出ます。笑

 

体の仕組みを知ると不思議ではないですが、

これを知らないと、パーソナルトレーニングで感動してくれたと勘違いして図に乗ってしまいそうです。

もちろん感動してもらうためにやっているのですが、

この後何が待ち受けているかというとその方の発熱です。

 

これは副交感神経が優位になったことで、免疫システムが活発になり体の代謝を促そうと発熱するので人間の正常な反応です。

ここで、発熱を薬などで抑えてしまうと、、、、

(ウイルスなどの感染での発熱は発熱以外のリスクもあるので病院で正しい処置を受けた方がいいです)

 

つまり、発熱は身体が休めといってるんですね。

しっかり体温が上がること(ツケを払う感じで辛いのですが)で代謝が促され、体温が正常に戻った頃にはリフレッシュされた体になっているでしょう。

 

なので、日頃から自律神経のバランスを正常に保って置くことは必要ですね。