理論的だけではダメ
まいど
トレーナーの山崎です
トレーニングにも理論的に語られる部分と、昔からのこうしなければならないと言われる部分が混在します。
よく、理論的でないトレーニングは根性をトレーニングしていると言われますが、
必要か必要でないかはよく議論されるところです。
例えば、野球選手に素走りは必要かみたいな議論です。
よく日本のスポーツは心技体と言われますが、この”心”の部分はどのように鍛えるのでしょうか。
理論的なトレーニングというのは、確かに正しいとは思うのですが、理論を正当化していくといらないものは削ぎ落とされていきます。
この、いらないものとは”心”の重要な部分ではないかと思うのです。
”心”とはどのような部分で発揮されるのかというと、誰もが経験していないような場面や、皆が嫌がるような場面、どちらかというとネガティブな場面の方が多いように思います。
理論的なトレーニングというのはなんども言うように正しいトレーニングです。
それはネガティブな状況などを回避し、最も最適な動作や効果を獲得するためのトレーニングであります。
これでは”心”はどこで鍛えられるのでしょうか。
そういった意味でも意味のない理不尽なトレーニングというのは必要だと思います。
正確に言うと、意味は無くはないが、近道を求めないトレーニングといったところでしょうか。
それは非常に難しい。
精神的なプレシャーを与えると言う意味では、時間の制約をつけるのが今のところ思いつくトレーニングです。
この辺りは、ベテランのコーチという人づくりを行なっている人たちの方が得意かもしれません。