指導者と勝負師
まいど
トレーナーの山﨑です。
2021年が明けて、順調に仕事もスタートしております。
昨年はcovid-19の影響で自分自身変化の大きい年となりました。
もともと会社を辞め独立するという目的があったのでcovid-19がきっかけではないということは前置きとしておいておいて、良くも悪くも影響を受けました。
一つは世界的に生活を取り巻く環境がリセットされたので、マイナスからのスタートが当たり前になったことです。
もしかすると、covid-19がなければ周りでうまく行っている人や環境があれば、それを羨んでいたかもしれませんが、そんなことはありませんでした。
むしろ、当たり前としてスタートできたので適応せざるを得ない環境は他の人よりハードルが低かったかもしれません。
もちろん、いろいろな制限がある中で活動をしないといけないので対応に苦慮することも多々ありますが、四苦八苦するほどではないので今のところ助かっています。
そんな状況なので2021年は自分自身の追求レベルを一段階上げて進化しなければ足元を掬われる。そんな意識で活動していきたいと思います。
さて、最近はコーチの仕事の方で勝負にこだわらなくてはならない場面が多数出てきました。
covid-19の様子をうかがいながらも徐々に対外試合が増えてきており(というかもとに戻りつつある)、その中でも公式戦やカップの懸かった試合が多くなってきました。
仕事を行う上でのポジションは変わりませんが、役割が全く変わってしまうのでそのことについて感じたことを綴っておきます。
普段は選手やクライアントに”指導者”として個人の成果やチームの成果が見えるようになるよううに求められるのですが、こと結果を求められる場面では勝負師としての素質を求められます。
ここで言う成果とは、評価する比較対象は過去の自分であるのに対して、結果は評価する比較対象が他者であるという。
前者は成果を求められ、後者は結果を求められる。
勝敗が明確につく競技では偶然や運も含めて、結果と評価される。
それは指導の延長線上に結果が必ずあるのではないということが最近少しわかりました。
というより、結果を出すための要素を追求していたが、追求していたレールではなくもう一本別のレールがあることに気づいてしまった感覚でした。
さて、気づいてしまった以上はそちらも勉強していかないといけないのですが、勝利を手繰り寄せる力、勝負強さはどのようにしたら身につくのか。
これは2021年の課題でもありますが、これは経験しないと身につかないものだと思いました。
これは誰かに教えられるものではないと、なんとなくですが思います。
いわいる勝負師という人たちは、結果を出すことにこだわっている人ですが、勝負師のような指導者は結果を手繰り寄せるプロセスを言語化できる人だなと思います。
そんな事ができる人財でありたいなと思います。
最近、自分の肩書をどのようにするかで悩みますが、少し出口の光が見えた気がします。