leeuw14’s diary

思考は現実

吸い過ぎ

まいど

トレーナーの山崎です。

 

 

スポーツ現場でたまに見る疾患として過換気症候群があります。

簡単に説明すると、ストレスなどからパニック状態になり、呼吸過剰から血中の二酸化炭素が薄くなり、二酸化炭素が薄くなると脳の血管が収縮し、脳が酸欠と勘違いして呼吸を促進して、また呼吸が過剰になり、、、

とグルグル回っている悪循環が生まれます。

よく改善策として、ペーパーバック法と言い、過呼吸の人に袋の中で繰り返し呼吸をさせると、血中に自分の吐いた二酸化炭素が血液に取り込まれ、正常な二酸化炭素濃度になって発作がおさまるのです。

 

ここで重要なのは酸素ではなく、二酸化炭素

よく、酸素を吸うために呼吸をいっぱいしましょうなどとわけのわからない理論がありますが、吸いすぎて血中二酸化炭素濃度が薄くなると脳の血管が収縮してしまいます。

 

パニックになるかならないかの違いだけで、実際に血中二酸化炭素濃度の低い人は多いのではないでしょうか。

パニックにならない人は吸うために胸式呼吸を駆使して酸素を取り込みます。

 

もっと胸を開いていっぱいいっぱい吸いたい。

水槽のぶくぶくが切れた時の金魚を思い出します。

 

こうなると負の連鎖の始まりで、色々と不定愁訴につながります。

 

呼吸は吸うよりも吐く方が大事です。

 

血中の二酸化炭素濃度を簡単に測る機械がないか調べてみることにします。