会社員トレーナーのジレンマ
まいど
トレーナーの山崎です。
私はフリーランスのトレーナーではなく、会社に雇用されているトレーナーです。
フリーランスと何が大きく違うかというと、簡単に言うと毎月のお給料が保証されているということです。
組織に所属しているので、自分のクライアントを見ていればいいと言うわけではなく、組織の運営や組織作りということも行わなければなりません。
フリーランスと会社に所属して活動するのとどちらがいいかということは、この場では置いておきますが、
組織に所属するが故のジレンマも存在します。
組織の仕事として、後輩の育成というものがあります。
新人でも会社に雇用されているのでお客さんへの指導実績が少なくてもお給料が支払われます。
これは人材育成のための投資みたいなものですが、
こちらとしては人材を育成しているのでケツを叩いてでも成長してもらわないと困ります。
しかし、厳しくしすぎてしまうと雇用者なのですぐ辞めてしまいます。
やる気を促すということを行わないといけないことは承知しているのですが、
成長のためにどの程度まで長い目で見てあげればいいのか、
トレーナーは、替えがすぐ見つかるかと言うと育成に時間がかかります。
また組織人として活動を行ってもらうために、社会性も身につけてもらわないといけません。
組織のレベルを維持するためにそこに満たない者は去ってもらうのがいいかもしれませんが、すぐに替えが見つかり即戦力となるかはわかりません。
投資界でいう、損切りができない状態でしょうか。
投資のルールで行くとさっさと見切りをつけた方がいいのかもしれませんが、
人を扱う・育成する会社としてどこまで歩み寄ってあげるべきなのか、、
ジレンマです。
トレーナー業界が成長するためには俄かの存在も必要だと思います。
しかし、個人的には指導者と呼ぶべき人材に俄かはいらないと思います。
PS.
他人を教育する事の難しさは十二分に分かっているのですが、
ヒューマンパワーだけでは難しく、改めて大枠の教育システムは大事だと思いました。