leeuw14’s diary

思考は現実

improvisation

まいど

トレーナーの山崎です。

 

 

 

先日参加したムーブメントの哲学のおさらいです。

 

運動指導で改善していくために、いつも意識していることは

まずは各部位が個別に動くこと、

そしてそれらが運動を行うときに協力して、

それぞれ適切なタイミングで働く。

ここまでは指導者の方は意識されているんじゃないでしょうか。

 

新たな気づきとしては

スポーツはリアクションほぼリアクションで行われるものであり、

そこに対してのトレーニングはスポーツ動作としてトレーニングされることが多いと思います。

しかし、フィジカルトレーニング、体の使い方の段階でリアクションのトレーニングを行うというのは系統立てられておらず、曖昧な部分があるのではないでしょうか?

 

リアクションというとバランスディスクなどで行うトレーニングが思い浮かばれますが、

実際のリアクションは、フェーズ以外にも人や状況が刻一刻と変わるところで行われるので、不安定なフェーズの上で耐えるといった類のエクササイズは意味をなさないと思います。

 

刻々と変わるアフォーダンスにどのように身体を合わせていくかというトレーニングはまさに”improvisation(即興)”というワードがしっくりくるなと、とても新たな発見でした。

 

メモ

isolation (分割)
*spine mobility
*shift
*trangition
 
integration (統合 )
*coordination myself body
*slow→fast→slow
*reverse
*timing
improvisation (即興 )
*reaction
*communication

 

ファッションセンス

まいど

トレーナーの山崎です

 

 

しばらく、このブログを更新していませんでした。

理由としてはATの1次試験のために時間を割いておりました。

 

先日受けてきましたので、あとは結果を待つのみとなります。

 

今まで受けて来なかったのですが、ATに限らず

やはり自分の一定の実力を証明するものは必要だと思いました。

もちろん証明するものがあるからといって全ての実力を証明するものではないことは百も承知で、仕事をする上では資格はあまり意味を持たないものだとは思いますが、

第一印象みたいなものなので、アウトプットする相手がいる以上、ファッションとして備えておくことは必要だと感じます。

 

 

さて、

常日頃から知識のインプットはしているのですが、

ここ数ヶ月は基礎の分野のインプットが大半でした。

 

いつもは興味のある分野を中心に行うのですが、基礎でも苦手な部分は頭に入って来ないものです。

しかし、インプットだけでは定着しにくい内容だとしてもアウトプットをすることで繰り返し覚えることができます。

それでも定着は完璧とは言えないので、また復習の繰り返し。

 

地味ですが、これを高速で回すことがインプットしたものを確実にアウトプットできるようにする最短だと感じます。

なので、現場があるというのは非常にありがたいことだと感じます。

 

 

ここで一区切りがついたので、次のステップに向けてまた歩みを進めていきたいと思います。

年末から年明けにかけて、予てからとりたいなと思っていた資格を受けに行きます。

これもファッションですね。

こちらはトレーナーの資格というよりはスキルコーチになるので、

また違った分野になります。

 

このようなスキルは掛け算することでより個性として光ってくると思うので、

磨いていきたいと思います。

 

イメージとしては芸人のコンビ名みたいな感じです。

ブラックマヨネーズなどはマヨネーズはホワイトなのにそこに正反対のブラックを持ってくることでインパクトを与えています。

 

自分のブランディングを考えたときに、センスや差別化を考えると問われるのはこういったことではないかなと感じます。

 

なので、異分野を組み合わせることとは常に意識したいですね。

 

 

 

 

 

 

抽象化して伝える

まいど

トレーナーの山崎です。

 

インプットしたことをわかりやすく伝えるというのは難しいものです。

対象が人であれば、2元論的に語ることはほぼできないんのではないでしょうか。

所謂、こうすればOKみたいなのはわかりやすいのですが、そういった情報は重要な部分が隠されていたり、一方的な視点からしか語られていなかったりと情報を受け取る側のスキルがなければ、良い悪いの情報になってしまいます。

 

こうならないようにアウトプットするのは、伝える側の配慮がかなり必要で、複雑な事象をいかに簡単に、正確に伝えるかはかなりの理解と、理解したことを抽象化して伝えるということが必要だと感じます。

 

抽象化して物事を考えるのは、所謂例え話だと思います。

乳酸の再利用というトピックに関しては

乳酸は疲労の原因だと言われていましたが(実は間違い)

乳酸はATPを作り出す時の副産物です。

しかし、この乳酸は再利用され、またエネルギーとして使われます。

 

他の物事に例えると廃材で作られる割り箸のようなものだろうか。

乳酸の場合は再利用されまたエネルギーになる。

 

こういった、似たような物事に例えるのがうまい人は頭の回転が早いなと感じる。

特に芸人さんなどは、ツッコミで瞬時に他の物事に例え、突っ込む。

日頃からこのようなことを行なっていると、

物事を伝えるのが上手くなり、結果自分の知識・知恵に繋がってくるんじゃないでしょうか。

 

水中での運動

まいど

トレーナーの山崎です

 

 

水中での運動は水面が恥骨部の高さで20%の免荷になります。

鎖骨部では90%なので、深ければ荷重がかかりません。

水中運動は特に下肢のリハビリなどで有効とされてます。

 

怪我などで、全体の荷重をかけられない場合はお勧めとなります。

リハビリの進み具合に合わせて水面の高さを変化させていくことで、

段階的にリハビリを行うことができます。

 

高齢者の場合は変形性膝関節症の運動療法としてプールでのウォーキングが処方されるのが多いように思います。

特に変形性膝関節症の方の大腿四頭筋は筋力不足になっていることが多いので、

水中で膝伸展を意識的に行うことで大腿四頭筋への刺激になります。

 

 

 

尺骨神経

まいど

トレーナーの山崎です。

 

1ヶ月半も投稿が空いてしまいました。

原因はインプットすることに集中したかったからなのですが、

アウトプットしないことには身につかないこともわかってきました。

 

なので、インプットしたことをアウトプットするために、

自己中心的な記事をあげたいと思います。

 

いわゆる試験勉強をしているのですが、

自分の興味のなかったところはとことん知識が薄いなと感じました。

特に、上肢の肘に関してはかなり弱い

 

そんな中から一つ

 

肘部管症候群は変形性肘関節症と尺骨神経脱臼が代表的な原因です。

スポーツで肘関節神経障害を受けた場合のほとんどが肘部管症候群と診断されます。

その中でも変形性肘関節症による尺骨神経麻痺は肘部管底部の骨棘による狭窄が原因です。

野球などで繰り返し動作を行うことで骨棘ができること(変形)が原因です。

また尺骨神経脱臼は屈曲時に起きやすく、原因は滑 車上肘靱帯の低形成、内側上顆の低形成、軽度の内反肘、尺骨神経溝の低形成、発達した三頭筋内側頭による肘屈曲時尺骨神経の突き上げなどが原因になります。

三頭筋以外は先天的な原因ですが近位部では三頭筋が直接神経を圧迫することもあります。

この辺りはコンディショニングで解決できそうです。

鑑別方法としてはTinel徴候があるかどうか

Tinel徴候は神経障害部位を叩くと末端に疼痛が起きるものです。

肘部管症候群では安静時症状が出ない場合でもTinel徴候は出現します。

 

治療に関しては、安静で軽快する場合もあれば、手術療法する場合もある。

 

 

 

コアスタビリティ・コアモビリティを考える

まいど

トレーナーの山崎です

 

腹圧をかけるためには腰部を360°圧をかけないといけないと言われます。

所謂、腹横筋に対してエキセントリックな刺激を入れたいわけですが、

意識をしたことない人にとって、腰背部にまで圧をかけれるのは容易ではありません。

 

まず、腹圧を高めるために重要なものは

・横隔膜の収縮

・腹横筋の収縮

・骨盤底筋群の収縮

が必要になります。

 

ドラム缶をイメージするとわかりやすいかもしれませんが、

上蓋が横隔膜、側面が腹横筋、底面が骨盤底筋群になります。

この中に圧をかけたいのですが、

圧をかける方法としては、

ドラム缶の中の容積を増やすか、周りから圧をかけるかのどちらかになります。

まず、周りから圧をかける方法としては、

筋肉をコンセントリックに収縮させて圧をかける方法があります。

おそらくドローインという方法がこれに近いんじゃないでしょうか。

次に、内圧を高めて、周囲の筋をエキセントリックに収縮させる方法があります。

内圧を高めるためには、ピストンのように圧をかける筋が必要になります。

上記の3つの筋で可動域のある筋は横隔膜になります。

横隔膜自体は筋出力はあまり出ませんが、

空気を取り込むことによって胸腔内圧を高めることができます。

その胸腔内圧を横隔膜がピストンのように腹腔内に圧をかけることで

腹横筋や骨盤底筋群はエキセントリックに働きます。

この際、腹横筋の筋力だけでは耐えられないと思うので、腹斜筋も動員されているのではないでしょうか。

 

コアを働かせる目的を考えた時に、このような腹圧のかけ方はよく議論になるますが、

違いとしては、細いコアなのか、太いコアなのかの違いではないでしょうか。

体幹部の稼働(モビリティ優先)を求められるのであれば、細いほうがいいし、

体幹部はどっしりとあまり動かない(スタビリティ優先)ほうがいいのであれば、太いほうが安定する。

競技特性によってどちらが優位かはもちろんあると思いますし、

使い分けができることはパフォーマンスアップにとっては重要です。

 

そこで、どちらを優先的に獲得すればいいかというと、

やはりスタビリティを優先的に技術取得したほうがいいのではないでしょうか。

そのためには横隔膜の動きの獲得は必須です。

所謂、ZoA(Zone of Apposition)を獲得することは、ピストンを持ち上げる作業であり、

このスペースがあればエキセントリック収縮の可動域を作るのではないでしょうか。

そして、腹式呼吸をすることによって、横隔膜を引き下げ腹腔に圧をかけることができます。

そして、腹部に360°圧をかけるためには、

骨盤前傾では圧が前方に逃げやすいため、意図的に骨盤後傾位で横隔膜を引き下げることにより腰背部への圧力を感じやすくなります。

 

まずはこの感覚を養うことが、コアの働きを上達するためのプロセスになると思います。

 

 

トレーニングの本質

まいど

トレーナーの山崎です。

 

 

最近はよく聞くようになったムーブメントトレーニングですが、

本質は、身体を効率よく動かすためのきっかけを掴むためのツールのように感じます。

なので、アスリートにとっては競技を行うことでしか競技は上手くならないと思います。

しかし、競技が上達するためのきっかけやコツをつかむための環境としては、

がむしゃらに競技をトレーニングするよりは、

ある程度の整えられたドリルをこなすことは課題が明確になるという点で

いいツールだと感じます。

 

一般のクライアントを指導していても思うのですが、

感覚は教え用がないというものです。

こちらから与えられるものではなくトレーニー自身が感覚を掴む作業をしないと

パフォーマンスアップにつながらないと思います。

 

なので、

レジスタンストレーニングやムーブメントトレーニングを上達することが目的になってはいけないし、

それらの動きとパフォーマンスがどのようにリンクするかを考えさせたり試行錯誤させるのがトレーニング指導者としての役割なんじゃないでしょうか。

 

指導者はそれができる環境を提供できるように、工夫していかないといけないなと感じます。