leeuw14’s diary

思考は現実

クイックリフト

まいど

トレーナーの山崎です

 

クイックリフトなどの種目はスポーツを行うにあたり必ず必要になってくる種目ではないでしょうか。

 

クイックリフトとはパワークリーンをはじめとした、全身のパワーをトレーニングする種目になります。

 

パワーは力×速度で表されます。

つまり、どれだけ早く大きな力を発揮できたかというのがパワーになります。

スポーツを行うアスリートにとってこのパワーは必要不可欠なものです。

強いシュートを打ったり、一気に加速したりというのは全身のパワーが必要になってきます。

パワーの単位はワット(W)で表します。

 

ちなみに力はF=maで表され、F=力、m=質量、a=加速度です。

質量は物体の重さ、加速度は速度の変化率を表しています。

力の単位はニュートン(N)やキログラム(Kg)で表されます。

筋トレでの筋力はこちらのことを言います。

 

なので、パワーと筋力は別物になります。

しかし、パワーは筋力に依存するので、筋力がなければ絶対的なパワーは上がりません。

 

この辺りはバイオメカニクスで習うのですが、

基礎になっているのは高校で習う物理の運動方程式です。

高校では物理を選択していたのでこの辺りは理解しやすく、高校での勉強が役に立っていると実感できるところです。

筋力とパワーの違いはフィットネスで活動している人間の中にはこの辺りを理解できていない人も多いのではないでしょうか。

 

話は戻り、

アスリートにとって大きな力を早くというのは相手に勝つためには必要不可欠です。

クイックリフトは重りを素早く持ち上げるという特徴があり、

短時間で一気に力を発揮する練習にはもってこいです。

 

スピードは遺伝的な要素もあり、限界があるのですが、筋力は比較的リミットがないので筋力のアップと筋力をパワーにかえるトレーニングを行うことはパワーアップにつながってきます。

 

そしてこのプロセスは体をうまく使うことの基礎にもなります。

クイックリフトのパワー発揮のプロセスと体を素早く動かすことのプロセスは

リンクしているように感じるので、

クイックリフトを行うことは、体をうまく素早く使うことを上達させる気がします。

 

 

プロがやっているトレーニングだからといって一般人にハマるとは考えられない

まいど

トレーナーの山崎です。

 

フィットネス界隈では最新のトレーニングといった形で

ツールを使ったトレーニングや、複雑な動きを行うようなトレーニングが流行ります。

 

一見、理にかなったトレーニングのように思いますが

果たしてそのトレーニングは万人受けするのでしょうか。

 

一般の人たちがプロアスリートのようにトレーニングをして、

果たして効果があるのでしょうか?

 

もちろん、全く効果が出ないとは思わないのですが

身体活動レベルや、身体スキルなどが違えば、

当然行うエクササイズも違うはずです。

 

また、同じ動きだとしても、

重さを軽くすればいいという問題でもありません。

 

体を動かすことに対して、基礎はかなり重要です。

最近、ムーブメントを学びすごくそう思います。

だからと言って、基礎ばかりやっていてはパフォーマンスは上がらないので、

エクササイズも漸進的に行わなければなりません

 

ただ正しい動きの学習においては、多方面からアプローチをした方が

パフォーマンスアップにつながるのでバリーエーションはあったほうがいいです。

 

なので、

エクササイズを指導するときは

2軸で処方しないといけないと思います。

 

でないと動きの本質にたどり着けませんし、

質の向上に繋がりません。

特に、基礎のトレーニングができていない人ほど重要です。

 

指導者は流行などでブレないよに指導していきたいですよね。

 

遊びと身体感覚

まいど

トレーナーの山崎です

 

ダッシュやストップ、切り返しを多く行うアスリートにとって、

効率的な動きの質を上げることは、その競技能力に直結してきます。

 

かといって、今現在行っている動きを、力強く、素早く行えば競技能力が上がるかと言われれば、必ずしもイコールではありません。

 

スポーツでは、よく日本と海外ではと比較されますが、

そこで耳にするのは日本人のフィジカルが低いといった問題です。

 

何を持ってフィジカルとするかは、おいておきますが

運動能力が海外の選手に比べると劣ってしまうという意味であると

筋力やスピード以前の前に、

動きの質そのものが良くないのではないかと最近は思います。

 

よく動きの質を上げるために、アジリティートレーニングなどを行っているチームもあるかと思いますが、

動きの質はそれでは解決しないと思います。

なぜなら、染み付いた癖を強調しているに過ぎないからです。

 

なので、動きの質を改善するためには、アジリティー以前に介入すべきことがあります。

 

本来では、動きの質は本能的に獲得すべきものではないでしょうか。

子供の遊びの中で目的を達成するべく、自分の体の運用を考える。

 

自分の過去を振り返ってみると、

公園で、大きな木に友達と登ってみる。

公園の公衆トイレの屋根に登ってみる。

歩行者と道路を分けるガードレールの細いところを渡ってみる。

など、大人になってからはあまり許される行為ではないですが、

子供の頃は秘密基地などと言って、

一つ上の学年の人たちがやっているのを真似して登って遊んだりしたものです。

もちろん落ちたりして痛い目をみたこともあります。

しかし、早く登ったり、降りたり自分の身体能力に挑戦するというのは、

子供ながらに試行錯誤しながら繰り返し行われてきたのではないでしょうか。

 

子供の喧嘩もどうでしょう。

全てを肯定するわけではないですが、

取っ組み合いの喧嘩は相手より優位なポジションをとったりこけないようにだったり、

体をいかに効率よく動かすかということを考えているのではないでしょうか。

現在の社会では問題になってしまうので、格闘技や武道などを習うといいのかもしれませんが、型にはめて教えられてしまうと、身体感覚は育つでしょうか。

 

もちろん格闘技や武道は素晴らしいのですが、教えられて上手くなるのには限界があると思います。

 

なので、効率的な動きの質を上げるためには、

優れた身体感覚が必要であり、この身体感覚は遊びの中で培われて行くものなので教えられるものではないでしょう。必要なのは指導者ではなく環境ではないでしょうか。

この身体感覚が高ければ、指導者からの学びは加速して行くでしょう。

 

指導者としてはこの辺りも踏まえて指導を心がけないと、

型の押し付けにってしまうのではないでしょうか。

子供の体力低下

まいど

トレーナーの山崎です

 

今日は幼児体育に関わる方の話を聞く機会がありました。

やはりここでも、視機能の問題解決は一般的らしく視機能改善プログラムを積極的に取り入れていました。

以前にも触れる機会はあったのですが、改めてもっと一般に普及するべきものだなと感じました。

この能力も幼い頃から自然に発達すればいいですが、現代の子供達はそのような機会が減ってきています。

大人がやってもそこそこ効果出るので、子供のうちからやっておくのは将来の日本の土台となることは間違い無いのでしょうか。

 

文科省はこの辺りもっと目をつけて欲しいと思います。

今後の日本は少子化でどんどん子供が減っていき、さらに運動機能以前の生物的なヒトとしての能力も落ちるようでは

もっとこういった問題に目を向けないとまずいんじゃないでしょうか。

指導者の実技スキル

まいど

トレーナーの山﨑です。

 

 

よく、名監督名選手にあらずと言いいますが、

わかりやすい例でいうと、サッカーのジョゼ・モウリーニョ監督なんかがそうではないでしょうか。

モウリーニョはもともと、コーチとしてのスタートはサッカー監督の通訳をしており、

選手としての実績はポルトガル2部レベルなので、グアルディオラと比べると現役時代から有名であったわけではないようです。

しかし、今や世界のトップと言われるほどの監督です。

 

指導をするにあたり、指導者自体の選手としての実績はあまり関係ないようです。

かといって全く指導する競技ができていないといけないかというと多少できた方がいいのはいうまでもありません。

 

よく、トレーナーはトレーニングしないといけないのかなどと聞かれますが、

トレーナーの仕事としてはクライアントの課題や目標を達成させることなので、

トレーナー自身がその課題や目標を達成できることは必須条件ではないように感じます。

問題は、クライアントがゴールに到達できればいいので、ゴールに到達することができればトレーナー自身、トレーニングしていなくても問題はないでしょう。

 

つまりここで言いたいのは、アウトプットする際には自身の経験はあまり関係ないのではないでしょうか。

ただ、経験というのも伝える上では大事だと思います。

それは自分の経験を人に伝えるのではなく、インプットする上で経験はインプットに深みをだしてくれるでしょう。

 

例えば、実際に経験することで疑問や問題点が出てきます。

それを解決することは、インプットする際にテキスト上の平面的な情報よりも立体的に物事を捉えようとすることができるので、知識に深みができます。

 

なので、アウトプットする際は媒体の問題や課題解決する力が大きいほど、絶大な威力を発揮するのではないでしょうか。

 

ですので、トレーナーはトレーニングをしなくてもいいのかという点に関しては、

アウトプットのためのトレーニングは必須ではないが、インプットする際に知識や引き出しを増やす上で、問題点や課題点があったほうが、知識に深みを出すし、時に学習を加速させるので、トレーニングは行った方がいいと感じます。

 

問題意識を持ってトレーニングすることは

集団指導

まいど

トレーナーの山崎です

 

昨日、紹介していただたチームにフィジカルトレーニングの指導をする機会がありましたので、行ってまいりました。

フットサルチームなのですが、最初練習を見学させていただいてそこからほぼ即興に近い形で動作スキルの練習を行ってもらいました。

ボールを扱うスキルはそこそこあるのですが、

体を扱う基礎スキルという点では決して高くないなという印象でした。

しばらくサッカー選手に背する機会はなかったのですが、

意外と多いのが股関節屈曲できない選手と胸椎の伸展ができない選手。

必ずできないといけないかというと、サッカーをする上ではそうでもないのですが、

やはりできた方が怪我しにくかったり、自分の体を最大限使うということにおいては、できるに越したことはないでしょう。

 

また、内容としては最近学んでいるムーブメントを行いました。

実際指導してみて感じたのは、時間が過ぎるのが早かったなという点です。

また、即興になったのでトレーニングが建設的にプログレッションされていたかというと前後したりしたので、繰り返し行い修正が必要だなと感じました。

 

実際に動いている選手を見て、普段マンツーマンでは細かく指導できる点も、

細かくは指導できないので、いかにキューイングが大事かというのが身にしみてわかりました。

ここも、ボキャブラリーと引き出しの多さが指導の深さに繋がるなと感じました。

 

今回もいい経験をさせてもらいました。

 

知っていると思うのは危険

まいど

トレーナーの山崎です

 

一昨年くらいからトレーニング業界でブームである呼吸

最近また新しい書籍が発売されていました。

 

以前読んだ書籍や関連を調べて、ある程度の知識があると思っていましたが、

新しい知識に触れることで、まだまだ知らあいことがあるなと感じました。

これは結構あることだとは思うのですが、どうしても知っていると勘違いしてしまうので、日々知識に対しては謙虚にしないといけないなと感じます。

 

また、昨日参加したセミナーでは

以前から会いたかった方にお会いできたのでよかったのですが、

やはりここでもこんなものかと思っていたものが、本物に触れ、自分の知識の浅さに恥ずかしくなります。

 

自分の奢りに気づけるのはすごく大事ですし、実際に行動を起こした結果として得られるものだと思うので、行動あるのみだと再確認できました。