leeuw14’s diary

思考は現実

呼吸に関して〜思考整理のための書き出し〜

まいど

トレーナーの山崎です

 

今回は頭の整理のためにタラタラと書き出しました

編集でブラッシュアップしていければと思います。

 

 

 

最近では呼吸についてのエクササイズがかなり出て来ました。

FMSでも呼吸に関してのコースが最近日本語訳されて開催されてたみたいです。

某フィットネスでは新しいプログラムで呼吸にフォーカスを置いたレッスンプログラムが今後開催されるなど、まだまだ呼吸ブームは加速しそうです。

 

前置きとしては、

呼吸のエクササイズはかなり大事だが、エクササイズの全体をしめるものではないと思います。

言い換えると、呼吸はスパイスに過ぎないと思います。

しかし、なくてはならない。

スマホが進化してLINEで会話できるからといって、本質の電話の機能がお粗末になってはならない感じですかね(例えが微妙、、、)

 

 

 

いろいろな情報がネットで出ているのでかなり呼吸に関しては理解して来たのですが、

正直呼吸を理解するのにはかなり時間がかかったように感じます。

というのも、理解が追いつかなかった原因としては呼吸に関しては運動を行うための支点となる固定点が曖昧であるという点が理解しにくかったのではないかと感じます。

 

呼吸でのメインで動く筋肉(主働筋)は横隔膜なのですが、副呼吸筋というのも働きます。(だいたい7:3)

 

しかし、本当にそうなのでしょうか?

 

肺を包んでいる胸郭がある程度の”硬さ”があれば横隔膜は呼吸をするために胸郭を足場に収縮がしやすいと思います。

しかし、こんな経験はないでしょうか?

口を開けて息を止め胸椎をねじったときに喉の奥からヒューヒューという空気の通る音がしたことはないでしょうか?

おそらくこの現象は胸郭が捻られることで体積が変わり、中の空気が換気されているのではないかと思うのですが

 

このように胸郭もある程度の可動域があるので、固定力としては弱いわけなんですね。

てことは、横隔膜は足場(胸郭)が安定していない状態だと筋力を発揮しにくい、

逆にいうと、副呼吸筋が胸郭そのものを動かした方が広がりやすいということになり横隔膜がうまく使えていない呼吸になってしまう。

 

呼吸エクササイズなどを見ていると横隔膜の過緊張に対してのアプローチが多いように感じるが、実際は横隔膜の筋力不足に対してもアプローチしていかないといけないように感じる。

 

そのために必要なのは、

横隔膜が収縮するのは吸気時なので、

吸気時にいかに胸郭を固定させるかが横隔膜の最大収縮を引き起こすすべであると考えます。

なので、腹式呼吸などは横隔膜のトレーニングに有効であると思います。

また、抵抗をかけるためには、

横隔膜は内臓を押しているので内臓に抵抗をかけるか(あんまり理想ではない)か

肺の陰圧を利用して抵抗をかける(吸いにくい状態を作ればいい)ことが理想ですかね。

簡単に思いつくのだと細いストローをくわえて吸うとか

これはコンセントリックになりますかね

 

掃除機を使ったエキセントリックのトレーニングも思いついたのですが、危険すぎるので現実的じゃないですね(笑)

 

だらだらと書いてしまいましたが、

呼吸に関して、固定されている点はどこなのか、モビリティを優先し、次のステップとして固定点をどのように作っていくかという視点で呼吸のエクササイズにアプローチできると

指導する際にクライアントに問題点を実感してもらいやすくなるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

格闘家の怪我に思う、、

まいど

トレーナーの山崎です

 

 

高山善廣 頸髄完全損傷 鈴木みのる - Bing

プロレスの試合はたまにTVやネットで見てたりするのですが、

いつも、この高さから落ちて怪我しないのかなとか、どんな身体の使い方してんねんやろ

といった視点で見ていました。

 

もちろん、興行なので手加減したり、演技であることは重々承知ですが、どこまでが演技かわからないというのもプロレスの魅力なのかもしれません。

 

そんな中今日こんな記事を見つけましたのでシェアしたいと思います。

 

たまに死亡事故が起きたり、新人のレスラーが練習中に亡くなったりと、常に危険が隣り合わせのレスラー

もちろん自分の身を守るための受け身の練習などは言わずもがなやってるんだと思います。

で、度を超えてしまうと頚椎損傷や

今回の高山選手の場合は頸髄損傷

 

”プロ”なのでプロレスが危険だ!というつもりはないのですが

(素人が真似するのは危険だと思います)

一歩間違えれば大怪我になるような戦いをしながらでも自分の身体を守る身のこなしなどは非常に興味があるんですよね。

 

少し話は変わりますが、ネット動画で見た山本KID徳郁選手の練習風景で、

ウォーミングアップから非常にしなやかな身体の使い方をしていました。

現役バリバリで活躍していた頃はただ強いなくらいにしか見えていなかったのですが、今見ると動きがヌルヌルしてるんですよね。

(しなやかなのですが、ニュアンスはヌルヌルですね、、、)

 

なので、格闘家の人は身体の使い方がやはり非常に重要だなと、

かなり自分と向き合っているんじゃないかなと感じました。

 

 

高山選手の怪我は残念ですが、奇跡を信じここからの復活を期待しています。

 

肩甲骨の動的安定を感じるためのオススメトレーニング

まいど

トレーナーの山崎です

 

プレス系のトレーニングを行うときに注意したいのは肩甲骨の位置。

というのも、肩甲骨の動的安定が得られないと肩関節への負荷が高くなってしまいます。

できるだけ肩甲骨の動的安定を獲得しプレス動作につなげたいものです。

 

特に垂直方向へのプレス動作は肩甲骨がめちゃくちゃ動きます(上方回旋)。

トレーニングとしてはミリタリープレス(フロントプレス)がメジャーじゃないかなと思います。

 

しかし、肩甲骨の安定が得られていない人は、肩甲骨の上方回旋がうまくできずに三角筋に負荷がかかりやすくなってしまうように感じます。

 

トレーニング慣れしている人であれば大丈夫ですが、三角筋はグローバル筋(表層筋、俗にアウターマッスル)なので、頼りすぎて関節の安定が得られにくくなる可能性があります。(ローカル筋(深層筋、俗にいうインナーマッスル)が働きにくくなる)

 

トレーニング経験が浅かったり必要なトレーニング技術が取得できていない人(前鋸筋による肩甲骨の安定ができていない人など)は怪我に繋がりやすいんじゃないでしょうか。

 

順番としては前鋸筋の発火ができる状態になってからの方が好ましいと思うので

前鋸筋のエクササイズ(ウォールスライドなど)からはじめるといいいでしょう。

しかし、この手のエクササイズは負荷がかけにくいのでなかなか感覚掴むの難しいんじゃないでしょうか。

ここで提案したいのですが

動作に慣れて来たところでミリタリープレスに移る前に軽い負荷でアーノルドプレスに移るのはどうでしょうか。

理論的には肩甲骨を前突しやすいポジションになるので前鋸筋を働かせやすくなります。

また、プレス動作で前鋸筋が強調されているので、肩甲骨の上方回旋を誘導しやすいのではないでしょうか。

 

 

肩甲骨が上方回旋するときに、肩甲骨の動的安定があっての三角筋などの出力だと思うので、アーノルドプレスで技術を取得する方が、目的にもよると思いますが、効率のいいトレーニンングではないでしょうか。

 

 

アプローチの参考になればと思います。

 

 

 

情報格差の経済を考える

まいど

トレーナーの山崎です

 

最近はどこでも簡単に情報が入るようになりました。

しかし、何が正確な情報なのかはわかりません。

フィットイネス分野ではいろんな情報が溢れかえっています。

 

その中で高度な知識を知っているだけでは今後あまり価値はなくなってくるのではないでしょうか。

インターネットを叩けばいくらでも情報が出てきます。

しかもタダで。

 

で、価値ある情報にたどり着くためには情報の価値を見極める能力が必要になってきます。

こっちの人材の方が価値あるんじゃないでしょうか。

そして、信頼の置ける情報の比較を繰り返し、自分のものにし、自分の言葉でアウトプットできる人材が価値があると思います。

 

 

健康産業やフィットネス業界では今新鮮な情報がドバドバ出てきています。

今稼いでいるトレーナーは情報格差で稼いでいる人が多いと思います。

この情報格差が薄くなった時、本当に生き残れるトレーナーとはどのような人物なのか、今一度考えておく必要があると思います。

 

 

 

【目標設定】9月です

 

 

 

夕方から雨が降り、一気に気温が下がり秋を感じさせる気候になってきました。

 

早いもので9月になりました。

5月より始めたこのブログですが、4ヶ月経ちました。

最初に比べると更新頻度は落ちてしまっています。

要因としては、最初はテキトーに書いていましたが、容量をつかみだして、どこかで質の高い文章を書かないといけないというのがプレッシャーになり、

書くことに構えてしまっている感じがあります。

 

特にトレーニングや体のことに関しては情報を正確にという意識があるので余計プレッッシャーになってしまっているかもしれません。

 

正確な情報を発信するのは当然なのですが、尻込みしては本末転倒なので、ある程度多目に見ようと思います。

 

さて、9月の目標設定ですが、

・救命救急の講習を受けに行く

・セミナーに1つ参加する

・本を4冊読み終える

・ブログの更新を20日以上にする

・人に会い、繋がりを作る

・AT試験勉強を毎日する

 

以上

今年の残り4ヶ月は結果を目に見えた形にする

ということを念頭に置きたいと思います。

 

 

ヒトの進化から学ぶ本質

まいど

トレーナーの山崎です

 

 

生物学などの内容が書かれた本では”人”ではなく”ヒト”になっていることが多いと思います。

 

これは”人”を動物と捉えて考えていくので”ヒト”になると思うのですが、人間の根本を勉強していくときはまず”ヒト”を理解しないといけないと思いました。

 

こういう勉強は深掘りしていくときりがないのですが、、、

今日は図書館でたまたま気になった本を走り読みしていました。

人類の進化について書かれたもので、どのようにしてヒトは二足歩行に至ったかというのが書かれていました。

 

その中でも面白いと思った一文を

 

以下、引用です。

2本足で走るトカゲ
走行中に腕を移動に使わなくすることで、脊柱のうねりを抑えて上半身を固定し、肺の換気メカニズムを改善しているようだ。
哺乳類では走行中に胸郭を硬くしておくため、また別の解剖学的解決策が現れた。
脊柱を胸椎領域と腰椎領域に分離する方法である。

 


エリマキトカゲ

そもそも

トカゲは普段4足で歩く動物です。

また、トカゲは肺の換気量や呼吸数を上げられないみたいです。

(ヒトなどの哺乳類は胸郭と横隔膜を動かすことで酸素流用を増やすことができる。また腰椎や下位胸椎が動きやすくなっているので胸郭を固定して下肢の動きと分離できる)

しかも、トカゲは歩くときに脊柱を波打たせて歩くので呼吸が歩行に影響されてしまいます。

なので4足で歩くと呼吸しにくい。

で、走るときにちょっとでも呼吸を楽に行うために前足を使わなければ脊柱がうねらなくなるので呼吸に影響しなくなるというわけみたいです。

 

なかなか合理的かつ斬新。笑

 

そもそも動物は食うか食われるかの世界。

逃げたり、追ったりで運動量を増やすために呼吸数を上げなきゃならないわけです。

しかし、呼吸しにくいのは問題ですよね。

そこで進化が必要になったわけです。

 

それぞれの動物の共通の課題は

”いかに運動機能と呼吸機能を分離するか”

であったのではないでしょうか。

 

鳥類は羽を休めると墜落してしまうので、常に酸素を送り込めるようなシステムになっているようです。

 

哺乳類では胸郭を硬くし固定することで呼吸を確保するようです。

それにより横隔膜や内臓を利用したピストンの動きができるようになり、呼吸を助けています。

 

トレーニング業界では呼吸がブームです。

しかし、最終的な本質は呼吸がうまくなることではなく

運動と呼吸を分離してコントロールすることが大事なのではないでしょうか。

 

息を止めないと力が出ない

自然界だと弱者ですよね。

ライオンに追われているウサギが息止めてますかね〜

 

もちろん、最大限のパワー発揮するために呼吸を止める方が理想的なのは承知の上で

 

まずは”ヒト”の本質として運動と呼吸の分離ではないのでしょうか。

 

苦しいときにこそ”呼吸”できてますかね? 

 

類人猿を直立させた小さな骨―人類進化の謎を解く

類人猿を直立させた小さな骨―人類進化の謎を解く

 

 

姿勢分析が大雑把だと

本当にそれは反り腰なのか?
 
まいど、
トレーナーの山崎です。
 
トレーニングや姿勢のことをちょっとかじったことある人であれば、反り腰と聞けば腹筋の緩さや大臀筋の筋力不足を疑ってトレーニングを処方する方は多いのではないでしょうか?
 
しかし、一言に反り腰と言っても様々です。
特に女性では上位腰椎の反りが出ている人も反り腰とひとくくりにされているので、一般的には骨盤前傾になると臀筋が緩みやすいと思われてしまうが、実際はそうでないこともある。骨盤前傾傾向ではないということです。
 
最近は姿勢を分析しても意味がないと言われたりもしますが、
姿勢自体は評価する価値はあると思います。
(ただ実際は細かいので、熟練していないと評価が大雑把になってしまう。)
しかし、それに固執してしまうと本来見るべき動作などが見れなくなってしまうんではないでしょうか。
 
 
そういう意味では、機能解剖学などを極めることは
評価の引き出しを広げてくれるのでやはり重要だなと感じる次第です。