leeuw14’s diary

思考は現実

股関節屈曲時のつまり感の解消

まいど

トレーナーの山崎です。

 

股関節屈曲は様々な運動を行う上で重要要素になってきます。
股関節のスムーズな動きは大臀筋や大腰筋・腸腰筋の活動に影響を与えます。
よりよく伸展・屈曲筋群を働かせるためには股関節の最適な活動が欠かせません。

 

 

しかし、股関節の屈曲がうまくできない、または屈曲時に股関節の付け根あたりにつまり感が出てしあうという人は少なくありません。
多くは大臀筋や大腰筋・腸腰筋がうまく使えていない人に見られます。

 

 

原因として考えられるのはそれらの筋群がうまく使えないことによる代償動作
股関節の変位、股関節後方関節包のタイトネスなどが考えられます。

 

これらは複雑に影響し合っているので、それぞれの要素を分析する必要はありますが、
多くの場合、股関節後方関節包の緩みが出ると股関節の詰まりが解消されることがあります。

これは股関節後方関節包のタイトネスが股関節の変位を起こしているのではないかと考えます。
変位が起きる要因は様々ですが、
タイトネスを起こしている後方関節包を緩めることにより股関節関節臼への求心性が高まり正しい関節運動が促されます。

 

 

ではどのようにすれば緩めるのかというと
まず、股関節後方関節包が緊張する股関節屈曲90度の位置で、
股関節後方に圧をかけます。

 

ここの組織が緩むことにより股関節位置が正しい位置に誘導され、
股関節前方部のつまり感が解消される可能性が高いです。


ただし、本来求心性を高めるべき筋肉の教育をしなければ代償動作により、
元に戻ってしまう可能性があるので、正しい動きの教育は必要になります。


このような問題がクリアになっていればどんどんと股関節の筋を使うべきでしょう。

 

股関節に無理な負担をかけることなくトレーニング指導を行うのはトレーナーとして大前提であると思うので、
ただキューイングで修正をかけるという指導では質が低くなってしまうので、
最適な動作の事前準備を常に意識して指導したいものです。

 

参考になる動画を貼っておきます。


How To Improve Your Deadlift & KB Swing!