あぐらがかけない人は
まいど
トレーナーの山崎です
どんなに現場の経験を積んでいっても、なかなかその人が醸し出すオーラというのは作り出すことができないと感じます。
先日、某プロ野球チームのチーフトレーナーのお話を聞かせていただきました。
大変人当たりの柔らかい方だったのですが、
一つ一つの言葉や振る舞いは重さや責任、覚悟が感じられるような印象を受けました。
これは簡単に手に入るものではないと感じますし、どのような経験を積めばこのような方のオーラを纏えるのか、
日々精進していかないといけないと感じました。
そのためには、自分がそれらを感じ取れる環境に身を置くというのが、やはり一番手っ取り早いでしょうか。
環境選択というのは今の自分の課題のように思います。
さて、
今回は股関節の機能について少し感じたことを書いておきたいと思います。
よく、昔からあぐらがかけないという方がいます。
いわゆる股関節の屈曲・外転・外旋ができない状態です。
どこが制御しているのでしょうか。
この中でも、特に制限をかけているのは中臀筋ではないでしょうか。
特に中臀筋の前部繊維は股関節の内旋に働きます。
また、腰方形筋と協働することが多いので、中臀筋が硬くなっている人は同時に腰部の柔軟性も乏しい可能性があります。
腰部の柔軟性がない状態は、股関節を屈曲外転外旋時に制限をかけます。
股関節が屈曲・外転・外旋位を取るときに骨盤は後傾するのですが、
腰部の柔軟性がないことにより腰椎の屈曲が起こりにくくなり、結果あぐらのポジションを取ることが出来ないのではないでしょうか。
このようなあぐらをかけるようにするためには、股関節だけのアプローチよりも腰部の屈曲方向への柔軟性も獲得するようにすることが結果につながると思います。