leeuw14’s diary

思考は現実

パフォーマンスアップのためにストレングスも大事。けどその前に

まいど

トレーナーの山崎です

 

 

よくスポーツの現場ではストレングストレーニングをすると体のキレがなくなるとか言われたりします。

そういった主張者の意見としては筋肉がついて重くなるから、といった理屈なようですが、

このような意見が出てくるということは、全く筋トレをやっていないか、筋トレをやったけどパフォーマンスにつながらなかった人達ではないでしょうか。

 

私もどちらかというと筋トレの効果って直接的な競技パフォーマンスに繋がらないと感じていました。

しかし、これは目的となるパフォーマンスの動きが定義がなされていなかった為です。

スポーツ競技において正しい動きとなると難しいのですが、

競技スキルの手前にある基礎スキル、例えば走る、加速、減速、方向転換といった動きは競技スキルを構成する基礎になる部分です。

この部分は動きを細分化していくととてもシンプルな動きになってきます。

このシンプルな動きの質が高いと、動きが効率的になったり、パワーの発揮がしやすくなったり、最も安全に動きを行うことに繋がります。

 

つまり、ベースとなる動きが正しく、効率良く健全に行われていないと、どんなにストレングストレーニングを正しくやったところでパフォーマンスには繋がらないのではないでしょうか。

ただ、このような動きの質をトレーニングするだけではパフォーマンス発揮は不十分なので、補助的にストレングストレーニングを入れることにより互いのいいところを引き出すように思います。

逆に、正しい動きができていたとしても、ストレングスをやっていなかったり正しく行えていなかったりするとこれもパフォーマンスが頭打ちになってしまいます。

 

狙いとしては

動きの質をトレーニングすることによって、本来使用されるべき筋肉に刺激を入れる(神経系の改善)

ストレングストレーニングを実施することによって、対象の筋の強化(筋出力発揮能力の改善)

なので、ストレングストレーニングと動きの質を改善するトレーニングを並行に実施することでパフォーマンス改善の為のトレーニングになります。

 

そもそも、この考えにたどり着いたのは正しい動きを自身でトレーニングしてこそ。

正しい動きを知り、今までの自身の常識が覆されることは点と点が繋がる瞬間でもあります。

それは気づきがあり、新しい発見があるので指導者自身もパフォーマンスを上げる為の努力を広い視野を持って続けなければいけないなと強く思います。