他人が指導しているのはなかなか見る機会ないよな=結果孤立する
まいど
トレーナーの山崎です
更新がまちまちになってしまっています。
少しでも気づいたことはアウトプットしなければいけないなと感じます。
反省。
タイミングが合えば見ている番組があるのですが、
NHKで放送されている「奇跡のレッスン」
どのような番組かというと、
中学校で行われている部活動に海外から優秀な指導者を呼んで、
一週間指導してもらうというドキュメント番組です。
単純に生徒が短期間で成長するというのも見所なのですが、
指導者が日本人でないというのがかなり法度させられるポイントでもあります。
最近放映されていたものだと、
中学校のハンドボールチームなのですが、どこにでもあるような先生が熱心で生徒が真面目に一生懸命指示を遂行する、日本のどこでも見ることのできるようなチームにデンマークから指導者が来る内容でした。
よく言えば訓練された生徒、悪く言えば指示がないと動けない生徒
自分でも心当たりのあるような光景でした。
顕著に現れたのは、形の決まっていない練習
例えばミニゲーム形式の練習など判断を連続でしないといけないような練習になったときに、動きが止まったりうまくプレーできないというもの。
ここまでわかりやすくプレーできなくなってしまうのは見ていてもびっくりでした。
原因は何かというと、熱心な先生
熱心に指導するあまり、生徒に答えを用意してしまっていたんだと思います。
情熱を持って生徒に関わっているのは素晴らしいことですが、”教えすぎる”ということは時に、受け手の思考を停止させます。
若い子たちにはそれが、”正しい”と認知し、考えることをしなくなる結果、判断に必要なエラーもわからなくなってしまします。
これは部活指導に限ったことではなく日本の教育の根幹の問題だと思います。
前回の放送では、実際にデンマークの指導者が授業を見学し、
その授業を行なっている先生に、
なぜこの授業をやっているか生徒は理解していますかという質問に対し
中学校の先生は狼狽えていました。
先生から一方通行であれば教育は成り立ちません。
これは教育ではなく訓練と呼ぶべきでしょう。
公立の中学校で普通に行われていることです。
もちろんテレビなので、その部分が強調されているとは思いますが
番組を見ていて、指導や教育に携わる端くれとして
危機感を覚えるのは私だけでしょうか。
指導者には是非見て欲しい番組です。
追記:
自分の見たのはだいぶ前の再放送のようです。。。
もっとアンテナ張っとかないと。